| 〜love letter 3〜 |
高校生の時「LONG LOMG TIME AGO」という曲がたまらなく好きだった。 母親からは祖母と僕はいい加減者同士と罵倒される毎日だったが、その反 面、似たもの同士で仲が良かったのだろう。思い起される想いは・・・あ れは僕が5歳くらいの頃だったと思う。母親の留守中、僕と祖母は赤いテ レビのある畳の部屋。遊んでもらっている時に祖母は眠たそうにうたた寝 を仕掛けたが、それを見た僕が寂しさあまりの号泣。あわてた祖母が近く の棚からビスケットを出して「あきちゃん、ごめん」の一言。なにげない シーンだが、東京に来た頃、小さい子供を見てよく思い浮かべてたものだ もう、あのばあちゃんはもういないのか・・・・元気だったなあの頃。 その想いとは裏腹に現実の今は急激に悲しみとして襲って来た。ギターの 掻き毟る音に繰り返される弦の切れそうなハンマリング。それはとてつも なくオーケストレーションとなって響く。もう逢えないんだなと思う想い そうだ「悲観」だ、あのときの悲観なのだ。 最後に献花した時には「おつかれさん」の言葉しか残らなかった。沢山の 人に送られて、大好きなオレンジ・ページの本まで棺に入れて祖母は逝っ た。 89年の人生も骨壷に入るまでは半日位だ。その人生に悔いはないと言う が、今思えば元気なときにもっと話をすればと思ったが死んでしまってか ら言うのは偽善者扱いだろう。 今頃祖父と喧嘩でもしているのだろうか。何時の日か野田家が天国で揃う 日があるだろう、そのときは言おう |